2020年2月 Barney’s New Yorkがアメリカで完全閉店 マンハッタンの閉店セールに行ってみた
Barney's New York が、閉店すると2019年から聞いていたが、サンクスギビングでは大した割引もないのに「Everything must go」が掲げられ、本当にいつ閉店?と思ったら、2020年の2月の末には完全閉店することになった。
いつ閉店するか、は明示しないようで、1月頃から閉店セールの割引率がどんどん上がっていき、いいものはどんどんと売れていきいよいよ本当に閉店するのだということが実感された。
写真は2月のもの。
いつ閉まるかわからない上、いいものは早くに売れていくので、1週間ごと、服とセール好きの夫はマンハッタンのセントラル・パークの南東、Madison Ave. にある店舗をチェックしていた。
そして、ある週末に、私も閉店セールがどんなものか見にいった。
以前、Lord&Taylorの閉店セールに行ったことがあるが
それのように、店内は試着がされた靴や服なども散乱している。
気になった靴が片方あったが、もう片方を自力で探すも、なく。店員に聞いても、もちろん、そんなの知らない、といった感じだ。
アメリカの店舗で働いていた店員は700人がこの閉店で職を失う。
この写真は2月のものなので、閉店セールも、もう品物はほとんどなくなった頃だった。
アメリカの老舗の一大デパートが実店舗を完全閉店するという、小売、デパート業界の不振を象徴する大きな出来事だった。
コロナウイルスによるニューヨークのロックダウンが始まる約1ヵ月前、もちろんこの時は誰もそんなことは予測していないことだったが、今となるとロックダウン前に閉店したことは賢明な、不幸中の幸だったのかもしれない。