<Brooklynの半日>Williamsburgでブランチとちょこっと散策 コロナに負けず
3月の半ばの週末15日、とっても気持ちのよいお天気の日、ブルックリンのWilliamsburg(ウィリアムズバーグ)を午後に友人とさくっと半日散策した。少しだけひんやりする日だったが日なたはぽかぽか。ウィリアムズバーグは、コーヒーショップや小洒落たお店が多くあり、散策の楽しい場所だ。
この週末は新型コロナウイルスの非常事態宣言の影響もあり、週末に向けてスーパーの食品やトイレットペーパーが無くなり、翌週から公立学校のオンライン授業開始や多くの職場がリモートワークを始めるなどの変化の狭間。
駅に向かう道、歩いている人は少ないけれど、そんなときにも街路樹の花が一部ほころび始めていたのを見つけると、心もほころんだ。
そして、散策は13時頃、ブルックリンのMacy Ave.駅からスタート。駅の周辺は少し雰囲気が不安なので、人が歩いていて明るい道を選んで進む。
☆ブランチ
Rabbithole
日本で言ったら古民家カフェだろうか。和の要素は無いが、アンティークな感じで落ち着く。
ブランチメニューが9ー17時まで。インテリアはアンティークな感じで、奥には小さな中庭もあり、しゃれていて心地良い雰囲気のお店だ。
この日は、人の距離を取る対策として、NY市がレストランとカフェの収容率の50%に抑えるようにと指示があったばかりだったので、店に着くと空席はあったがweiting listに登録するように言われる。でも長くても30分だと言われて、テキストメッセージ(SMS)が届くので、周辺をふらふらしていると、10分後にはテキストが届いたので着席できた。
メニュー、読むだけでもどれもおいしそうだった。eggs benedict, abocado toastとも迷った結果、croque madame(クロックマダム) $15と stuffed french toast(スタッフド・フレンチトースト)$15、そしてlatte(カフェラテ)を注文。
クロックマダムもフレンチトーストも、home made briosch(自家製のブリオッシュ)を使用していて、そのブリオッシュがやわらかくておいしい。クロックムッシュは絶妙のチーズ加減、やわらかくておいしい。フレンチトーストは、2枚重ねの間にたっぷりのバターのような魔物が挟まれていて、とろけて甘くおいしい。
2人で半分こして、ブランチにピッタリのメニューだった〜
甘いのでラテも合う、ラテに使われているコーヒーも美味しく感じた。
お会計はチップ込みでひとり$25、店内の雰囲気とゆったり流れる時間、ブランチメニューも満足のいくおいしさで、数少ないレストラン経験の中でも指折りのお気に入りのブランチ場所になりそう。女子のブランチにぴったり。このときは席数半分だから近くに人がいなくてよけいに静かに食べたり話せたりできたかも。
では散策〜
洋服やおしゃれな雑貨屋が点在していて、ウインドウを見るのもたのしい。
ただ、この日は、COVID19から従業員とコミュニティの安全を守るために、休業しているお店もちらほらあった。supremeも休みだった。
☆パンや La Bicicretta bakery
人が集まっていて、google mapでみると☆5点。5点なんて見た事無いねと、入ってみる。
新しい雰囲気でおしゃれ。ドリンクとパンが買える。店内にはちょこっと1組分の席があった。聞いたらオープン4ヶ月と。そしてなんとバゲットが$2。うそでしょ、ニューヨークで$2で買えるバゲットがあるの!?
帰って食べたら、パン好きの私なのだが、味も食感も申し分無くおいしい。近所にあったらいいな〜 Portlandのシンボルがディスプレイされていたからポートランドから来たのかな。
☆Mucin
ここの食器、アーティスティクでもあり可愛く普段使いできるようなデザインでもあり、とても素敵。まだ持ってないけれど。割れ物だから買うか考えるけども、ほしいなあ。
日本でも買えるらしいけれどずっと高価なんだって。かわいいどんぶりがあって、$40位だったのでちょっと迷ってます。
コロナ対策で、一回の入店10名までにしていると書いてあった。入店すると、バスルームで手を洗うように言われる。ちゃんと対策している。店のディスプレイのしかたもおしゃれだった。
☆East River State Park イーストリバー州立公園
天気がほんとうに気持ちが良かった。人々も散歩していてのんびりした空気にいい気分。
マンハッタンが見える。くっきりと。青い空。
☆WholeFoods Market ホールフーズ
Whole Foods Market
238 Bedford Ave, Brooklyn
https://goo.gl/maps/x3LX9MG2HxpQMnXn6
ウィリアムズバーグのホールフーズには食材が有るんじゃないかと、期待していったらあった。豊富に。普通に、通常のお店のように、野菜も果物も、お肉も卵もある。この2日前に訪れたブライアントパークの店は、コロナの不安などから買いだめする人が後を絶たず、棚がすかすか、卵も肉も無い状態で災害時のような殺伐した光景だったのだ。
トイレットペーパーは無かったし、缶詰などは棚が空いていたようだけれどもその他は通常のお店だった。安心したし、通常の気持ちちで買い物できることがうれしかった。ステーキ用にSirloinとローストビーフ用にBeef Chuck Roastの部位をカットしてもらった。
ウィリアムズバーグにも所々で壁画も見かける。おしゃれ。
コロナで制限がどっと増えてきた頃だったが、いい天気で、外に出かけて、とても気持ちのいい日だった。地下鉄の駅も、週末はとくに賑わっているはずのウィリアムウバーグも、普段よりは静かで人も少なく感じたが、混雑していないので良かった気がする。
そしてこの日のブランチが私にはコロナ制限がおさまるまでには最後のレストランになることになるのだった。そうとは知らなかったが、出かけてよかった。
予定がなくなって(その中のいくつかはリスクを考えたら中止しなくてもいい性質のものあったので..)、少し悲しかったり暗くなった気持ちも、お出かけしてリフレッシュして、この非常時だけれどポジティブな面に目を向けようというきっかけにもなった。
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余談とプチ情報<マンハッタンに向かう電車は2つのトラップあり>
帰りの駅は、Bedford Avenue を使った。タイミングが良かったのでマンハッタン行きが10分後に来たが、見ると20分間隔だった。この駅は要注意で、同じホームに、マンハッタン方面の電車と、逆方面の電車が止まる。掲示板を見るか、電車の行き先を見るか、電車の来る方向を分かっていそうな人に聞くかなどして、乗る電車を確かめる必要あり。
工事中だからかと思うが、1年前に来たときも同じだった。同じホームに来た逆の電車に乗ってしまってしばらく気付かず、後の予定に遅れるということがあった。
そしてもう一つのトラップ。このマンハッタン行きのグレー色のLライン、乗り換えの案内を見ると、14st stationで赤のラインに乗り換えとあるのだが、14st stationは3つある!!最初の14stは、乗り換え案内に表示されている14stのことではない。Union Squareなのだ。実は駅名は14st Union Squareなのだ。2個目が14street station, 3個目が終点の8ave-14street station、もうどれがどれだか分からないし、どの駅が、googleで表示されている「14st」なのか混乱するのだ。赤の1番への乗り換えは2個目の14street。チェルシーマーケットに行きたいか青いAC番の乗り換えなら最後の8ave-14street。なんて分かり辛い表示と、実際の駅名。初めての人には厳しい駅名だ。このトラップにも以前ひっかかり、最初に現れた14streetであわてて降りたらユニオンスクエアだったという。。そして予定に遅れたことがある。気をつけて。
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とにかく、この週末にかけては、少し気が塞ぎそうになるような、変化の多い一週間だった。学校はオンライン授業になり、レギュラーに行っていたヨガクラスや趣味の予定はしばらくのキャンセル、この土日の予定も、コロナの影響で本当に急にやむなく中止、無期限延期になってしまった。やむを得ないことだったが喪失感に包まれた。でも、このまま予定が家で籠っているのは、心身に良くないような心理状態だったと思う。そして、私はありがたいことに持病がなく高齢ではないことから、コロナウイルスの感染には細心の注意をもって、言われている予防策をしながらも、必要以上に恐れてはいない状態である。体調が良いことを大前提に、自己の判断のもと、リスクと天秤にかけた上で外出することにしていた。周りも、外出は一切しないという人もいるというのに、そして、ありがたい事に、この週末にウィリアムズバーグでブランチできないかと声をかけると、一緒に出かけてくれる友人がいた。
友達と晴れやかで楽しい日曜を一緒に過ごして楽しかったし、出かけられたことに感謝したい。